嘉凪:…………まだ7時だよ、オイ。(汗)

珍しいね、朝弱いのに。…緊張してる?
嘉凪:…お前ら戦場に送り出すときは、いつも緊張してるわい。

…お前でも緊張するんだな。
嘉凪:あのなぁ、儂をなんだと思ってるのキミら。人の子でっせ。
キャラとは言え、自分の子が死んだらって思うやろが。

嘉凪様にしては珍しいお言葉を…。
嘉凪:黙らっしゃい!つか、お前らは緊張してないのかよ。

酷いなー。してるよ。
…私よりも、結社のみんなや、臣と彩華や…伊知郎の事が心配だよ。
嘉凪:…お前は怖くないんか、綾乃?某方たちは…。

…怖いよ。
怖くて、本当なら…戦場になんて行ってほしくない。
…(小声で)…父さんと母さんみたいに、伊知郎やみんなを失いたくないよ。
嘉凪:でも止めんのやろ?

止められるわけないでしょ?
私は戦場に立つのに、大事な人達は引っ込んでおいてとか、言える訳ない。

綾乃様…。

…まあ、そうだよな。

だから、その分戦って護ろうって。
怖がってたら、武器も持てなくなっちゃうから…怖がるのも当日は止めようって思ってる。
嘉凪:そうか。…彩華と久臣も平気か?いけるか?

誰に言ってる。
死ぬ気はないけど、死を恐れて戦えないほど、柔じゃないぜ?

この身が尽きるまで、私はお守りするだけです。
今更この生き方は変えられません。
嘉凪:そーかそーか。…お前ら、生きて帰れよ。
儂は骨は拾わなん派じゃ。死んでも、お前らの継承者は作りたくない。
…武運を祈る。行って来い!



承知。
嘉凪:…みんなして、能力者馬鹿やなぁ。本当に。(苦笑)
無事、お前らの大事な人達全員と帰って来いや。
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