別のトコのお坊ちゃんの名前が出ますが、親御さんには許可貰い済みっす。
蛍月さーん、イメージ違ったら言ってくれー!(土下座)
ちなみに背後は、リアルタイムでこの曲聞いてた。(歳がバレる!・笑)
両親の部屋から、一枚のCDを見つけて、気が付けば自分は自分の部屋のオーディオにそのCDを入れていた。
ヘッドフォン越しに聞こえてくるのは
静かなドラムの音色と、柔らかなギターとバスギターの旋律
そして悲しげな歌詞を、それでも確かに芯の通った優しげな声で歌い上げる男性の声
初めて聞いたはずなのに、その歌の歌詞は自然と言葉として自分に伝わってきた。
そんな歌に聞きいっていた久臣は、ふと歌を聞きながら一人の同級生を思い出す。
去年は同じクラスで、今も互いにたまにGTに連れ出しあったりする友人。
彼の知り合いと、自分の姉が懇意なので、直接会うことは少ないのだが、互いになんとなしに近況を知り合っている人物。
「…なんで柚之葉を思い出すんだろな」
ふ、と苦笑する。
歌詞に共感できるほど、久臣は彼の事を知っている訳ではない。ただ、なんとなく耳に馴染む男性ボーカルの声が、この歌が彼の纏う雰囲気に似ているのだと思って、やけに納得した。
切なげな歌詞が、彼がアニキと呼ぶ使役 ― きっと生前は呼ぶとおり彼の兄弟だったのだろう ― との関係を何となく連想させる。いや、それが合っているかすらも久臣は知らないのだが、本当に何となくだ。
そう言えば、姉が知人伝いに彼に新しいIGCが出来たと我が事の様に喜んでいたのを思い出す。そう思えばあとは早かった。
「― 彩華」
「ここに」
起き上がって部屋を出るが早いか、主が名を呼ぶが早いか、気が付けば名を呼ばれた少女は久臣の一歩後ろに頭を垂れて控えていた。
「ちょっとGTまで行ってくる。来るか?」
「ご迷惑でなければ、ぜひ」
「迷惑になるなら、最初から声なんてかけないって」
苦笑しながら階段を下りる久臣は、携帯のアドレスから手早く目当ての人物のアドレスを引き当ててメールを打ち出す。
「誰を呼ばれるのですか?」
それが同行者への連絡だと察した彩華の声に、久臣は肩越しに振り返って、ふ、と口元に笑みを刻んだ。
「楓の君を。 ― GTに連れ出すくらい罰は当たらないだろ」
…あれ、この曲が出た当時の98年って、久臣何歳やねん。
(汗 …おや、1歳とかそんなもん? ※背後汗ダラダラ)
何となく、この曲久々に聞いてたら薫くんが思いついたのでこんなSSになった。
うん、あんまり深い意味はないが、儂にとっての薫くんのイメージって○ピッツな感じ。PR